ドンガリンゴP (Kinra) の ひみつきち です。
かってに はいっても いいですけど。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

Roamer with the Bell(3):ルカと付き合っていた日々

どうも、台風による被害は水道水が泥水になった程度でまだまだ元気なドンガリンゴPです。
隣の診療所の看板は撃墜されたけどね。

前回、Roamer with the Bellの制作ログを4パートに分けて振り返ってみていきたいと言いましたけど、
ログの量がすんごく多いので、一気に長い記事を書くとダルいから、もっと小出しに紹介していくことにしました。

今回は、「英語ボーカロイド調声の話」から、2012年の年末にAvannaを購入する前に
巡音ルカの英語ライブラリで頑張っていた頃のログをまとめます。

注意点:
①元は中国語なので、ここに載せるのは和訳です。中途半端に抜粋してますが大体垂れ流しです
②いろんなこと言ったので、重要なポイントは色でマークしておきます。


2012-12-19

今回の目標はブリティッシュ・アクセント。でもどの方言にするかまだ決まってないから、資料を読んでる
とある参考サイトがいっぱいアドバイスをくれた末、「わからないならモンティ・パイソンを観ろ」と。
一番致命的な問題は、ルカ英語DBに全開の ah すら無いこと。日本語DBの「あ」で補うか。
辞書によると /æ/ は [{} で出るらしいが、実験してみたら [V] の方が近い
イギリス訛りの aye は [aI] より [OI] の方が良い。所詮は o だから、口の中に卵を含んでる時の ah みたいになるけど。
どうせコックニー英語にするなら全部口の中卵含んでるような発音が良いしな(え


2012-12-20

参考資料を読むのやめて、何年も聴いてるから聴覚記憶に刻まれたスコットランド訛りに回帰しよう

[Q i:] は [OI] に似てる効果だけどそれほど O っぽくないし、[aI] より収束してる
ルカの [i:] と [I] はまったく違いが聞こえないが、[i:] は前の母音とすんなり繋がるのに対して [I] は無理

[n] + [n] は繋がるけど [m] + [m] はダメ

Branch の a を ah にしてみたら brunch っぽくなった。
でもブリティッシュ英語のTTSエンジンに言わせてみたら本当にbrunch っぽかったので間違ってるワケじゃないw

キーが高すぎると思うけど、もう移調する勇気が無い


2012-12-21

ルカ英語DBだけなのか知らないが、二重母音や子音+鼻音の時、後の音がすごく遅く出てくる。例えば [OI] は前の 3/4 ぐらいが o で、最後の 1/4 だけ i になる。喋る時なら確かに二重母音はそうなるけど、唄う時は必ずしもそうではない。二重母音の後半が出るタイミングをコントロールするパラメータも無いので、後ろに [i:] を繋げるしかない。
逆にこれを利用すると、短い [eI] は [e] と [i:] の中間みたいな音になるから、[I][i:] よりも英語の短い i に近い。

イギリス訛りの ou に一番近い組み合わせを見つけた:[V u:] だ!

イギリス訛りの r は殆ど巻き舌にならない。ルカにもできるけど(標準日本語の r も巻き舌にはならないから)、一部の組み合わせにしか通用しない。[r] [@] の組み合わせだとひどく巻いてしまう。

辞書のうそつき。[dz] が全然音が出ない

連続の歌詞の中に、しっぽの /t/ を強調したいときは(ちょっと止まってから t を出す感じ)、[t] を次のノートの頭に置くといい。例えば wasn’t cold は [w O:] [z n] [th k O l d] と入力してる。[th] は [t] よりも気音が強くて鮮やか。(残念なことに、ルカにホンモノの有気音の t が無い)

ややこしい単語:kind
イギリス訛りの aye に [Q i:] (場合によっては [V i:])が良いと言ってたが、後に n があるときは別だ。前の aye が鼻音化してしまうから、二重母音の後半が曖昧になる。Kind の場合は kand っぽく聞こえる。
そういう –ayen- に [Q i: n] と入力したら長すぎる。Kind が coined っぽくなる。もう一つの問題は、[Q][V] は [k][kh] の後に来る時だけ何故か他の組み合わせとは全然別物に聞こえる(ルカDBの欠陥だと思う)。二つの問題を一気に解消する方法は、ノートを分けること。
結局 kind は[kh Q][eI n d] で(長さは同じ)。[Q] [i:] だけでいいと思ったが、oy に聞こえたので [eI] に。発声部位が o と i の中間にある e を挟んでスムーズになったわけ。
で、さっき mind にも同じ処理をしたが通用しなかった。なんじゃこりゃ
わかった。「長さは同じ」って書いてあるけど、同じかどうかじゃなくて、後の [eI] を i っぽくするのに長さの制限があるんだった……


2012-12-22

/m/ から始まる音は、前にもう一個 [m] をつけると「溜め」みたいな感じになる

Place のような子音クラスタから始まる単語は、本当に子音2つ入れると速すぎて味気が無いので、[ph V][l0 eI s]の2つに分ける。前の音は短いだけじゃなく、ちょっと低くするのもいい感じ。

昨日にも言及したが、[V] を [k][m][n] の後につけると、mid vowel(イギリス訛りの aye の前半)に使えなくなる。代わりに、[{} よりも /æ/ (had の a)っぽい音になる
(この口が広く開く音が /æ/ だと思ったらアリゾナ州から来た先生に「開きすぎた、もっと eh みたいな音だ」って言われたことあるけど)

バグ発見:短い音(BPM=130の8分音符)に母音+[v][d] or [v][dh] を入れると爆発する(「ポッ」みたいな音がする)。恐らくルカのみ


2012-12-26

Place のような単語を [ph V][l0 eI s] にバラすといのは前回言った通り。今日は、前の音が短ければ [ph I] のほうが p の気音がより鮮明になるとわかった。でも今回は p を長くしたいから、他の方法を探さないと。
[ph u:] も[ph V] よりいいかもしれないし、長い音にも使えそうだ

Button のようなダブル t のある単語は、標準英語(RP)なら t を発音するけど、多くの方言では tt が声門閉鎖音になる。英語VOCALOIDにこの音は無いと見たが、そうなると、母音と母音が無条件に繋がってしまうボーカロイドで声門閉鎖音を作るには2トラックに分けるしかない。


後に、英語ボカロに [?] という声門閉鎖音のための発音記号があるとわかったが、サポートしていないDBは結構いる模様。少なくともルカには出来ない。

2012-12-29

Avanna+ルカにしたら、ボーカルの配置をどうしようか考えてるから、調声作業は一時中止。
確かに語り手が二人いる歌詞だけど、本当に二人に唄わせると、ちょっと滑稽な感じ


Avanna購入前の発言。結局、サビ1をAvannaの引用という形で、交互に歌うデュエットみたいなドラマチックすぎる手法を避けた。ちなみにこの日は「紅く燦くもの」の作曲を始めた日でもある。当時のタイトルは「赤く染まるもの」。

2012-12-31

Hi Avanna.

幾つか単語を歌わせてみた感想:英語ルカの子音に関するテクニックはAvannaにも使える(というか、使わざるを得ない)が、母音関連のテクニックにはオサラバしていい


こうして今まで、
本当に英語ボカロなのか疑うほど発音記号と実際の発音が噛み合わない英語ルカで作ってきた
メインボーカルは、めでたく没になりました。
Avannaになってからの話は、次回にて。
  1. 2015/08/09(日) 14:08:30|
  2. さくひん
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Roamer with the Bell(2):先史時代の記憶

どうも、「Roamer with the Bell」制作の途中で放置しすぎて
発表後のプログ記事を書くために自分相手に考古するハメになったドンガリンゴPです。

そういう曲の話を、これからの記事で出来るだけ語りたいと思います。
大体「作曲・作詞の話」「英語ボーカロイド調声の話」「編曲・ミキシングの話」そしてちょっとだけ「PVの話」があって、
真ん中の2つは4年分ぐらいの考古資料があるので、
この記事を含めて、4パートに分けて小まめに書いていこうというプランです。

◆どれくらい放置してた?

さあ。

「さあ」って?!

って思われるかもしれないけど、本当にもうハッキリしないんです。それほど放置してた。
自分は音楽制作関連の話を、主に「PTT2(パソ通)の個人掲示板」「ツイッター」「plurk」の
3つのプラットフォームに書き込んでいるのですが、
「Roamer with the Bell」の作曲と作詞は、
自分がplurkを始めた(2012年8月)よりもツイッターを始めた(2011年5月)よりも前の話だったので、
PTT2のほうからログを漁るしかない。
それでもわかるのは、2010年12月30日の時点で、
「Roamer with the Bell」は既に曲と歌詞が完成してあり、編曲段階に入る直前だったということ。

又燃起做這首歌的希望了……
Roamer with the Bell再等等吧XD
(またこの曲を作る気になった‥‥
Roamer with the Bellはもう少し待とうw)

(2010.12.30 @ PTT2)
※「この曲」=同じくそれから絶賛放置中になったきりの「Wing and Shield」という曲

「ジオセントリズム」の発表は2010年10月27日だったので、多分その直後で作曲・作詞をしたのでしょう。
このブログで「ジオセントリズム」について語った記事にも、
実は「Roamer with the Bell」編曲中のことを言及してました。

どうも、新曲をガンガン製作していきたいと思ったら
まるで氷の魔王と戦ってるかのようにフリーズ連発を喰らって
「メモリーが足りない!!」と痛感したドンガリンゴPです。

2011/02/18のかくれが記事

どうも、氷の魔王を退治するためにわざわざメモリーを8Gにしてみたら
64ビットOSでしか運用できないことに気付き、
やむを得ずWindows 7 64-bitに切り替わったドンガリンゴPです。
もうフリーズなんかくらうもんか!楽器をバンバン鳴らすぞおおおー!!
(氷に対抗するために燃え上がってしまった。)

2011/03/09のかくれが記事

しかし皆さんのご存知の通り、「ジオセントリズム」の後に来たドンガリンゴPのボーカロイド曲といえば、
「Timete Scrutores Aevi」と、
「Starwail~星墜ノ刻~」と、
「光の消えた朝」と、
「地雷原夜道」と、
「1imb0」と、
「ジオセントリズム(VY1リメイク)」と、
にゃにゃにゃしか言わない例の曲と、
中国語調声の「沒有雪」と、
「紅く燦くもの」と、
「戦士よ眠れ~明日へのZZZ」と、
中国語調声第二弾「路口」‥‥
って、
11曲もあったじゃねーのかよ。

それでも「Roamer with the Bell」はちゃんと完成したので、
11曲を出してた間に制作がまったく止まっていたわけじゃない(ようだ)けど、
とりあえずまあ、11曲分遅れることになりました。

だから、曲を語ろうって思っても、
発想こそ前回の記事に書きましたけど、
制作の始まりはどうだったのかは、いまいち思い出せないんですね。

◆それでも覚えてる分だけ語るとすると

イメージが結び付き難いかもしれませんけど、
月明かりの小径」の話から始まるこの曲は、
実は「地雷原夜道」と同じ場所で思いついたものです。
同じく大学の学生寮への道でも、空を見上げて雰囲気を楽しむか足元に気を配るかだけの違いで、
まったく違う方向性の曲が出来たのだから、天地の差とはまさにこのこと。

とある夜に、月に照らされる寮への小道を歩む感触をそのまま即興で唄ったのが始まりだったので、
「A patch of moonlight on the path to my home」という一行が、歌詞も曲も一番最初のモチーフになった。
そして気分に乗って、ケルト風な一節を作ったのですが、
シャルクより旅人へ」で既にケルト風はやったので、今回はそこまで明確な民族風にしないでおこうと思って、
ケルト風っぽくない音程をいくつか織り交ぜることで、今のイントロが出来上がりました。
同時に、「この一節をモチーフ1とすれば、モチーフ2はあれがいいな」という発想に至って、
前回の記事で紹介したGallops先輩の曲を拝借しようと思いつきました。
(許可を頂けなかったら、自分の心の中だけで唄っていくつもりで)

その後は(おそらく)夏休みに際して、実家で歌詞を考えながらピアノで全曲の雛形を作りました。
学校に戻ったら編曲を始めようと思い、ピアノで練った編曲をボロいマイクで録りました。
今聴いても、自分の編曲スキルが理想に追いつけず、雛形の雰囲気を再現し切れていないと痛感します。


◆歌詞の話をちょっとだけ

今回の世界観はイギリスの田舎をイメージしたもので、歌詞もイギリス英語を使用します。
所々スペルがあなたの見慣れたものと異なるのはこれのせい。
作詞当時は、ディケンズ風と言われたファンタジー小説『Monster Blood Tattoo』の翻訳をしてる最中だったので、
歌詞の所々にその影響が見られますが、大体典型的な「英詩」のイメージを模倣して書いています。
正直な話、韻を踏むだけで精一杯だったので、
韻の許す範囲内でなんとか一つの話に纏まるまで漕ぎつけていく、というのがこの曲のアプローチでした。
(ぶっちゃけ、Roamer with the Bell にしたのは tell の韻を踏むためだった)

この歌詞には二人の語り手が存在する。
メインは、Avannaが担当する「Folklorist(民俗学者)」(PVでの茶髪の方)。
最後の一節だけ、ルカが担当する「Stranger Amber-eyed(琥珀色の瞳の異郷人)」(PVでの銀髪の方)。
そして、歌詞の押韻にも主に2パターンが存在する。
民俗学者が(聴き手、または異郷人に対して)親切に語るときは、予想しやすいAABB配列を使う。

In a time that wasn’t named
In the lands yet to be tamed
Was a tale that I heard tell
Of the Roamer with the Bell

神秘的な雰囲気を帯びてる異郷人が喋るときや、民俗学者がより気取ったことを言うときは、
ほんの僅かに複雑なABBA配列を使う。

“O Fair wanderer, tell me where I stride
For the roads through the dark woods seem ever alike
‘Tis but vain in this misty labyrinth to hike
Pray the Lord my ways to guide


複雑と言ってもABBA程度なのは、私の作詞スキルではこれが精一杯というのもあるけど、
「田舎」という雰囲気だから、あまり高貴そうな押韻は逆に殺風景、というのが主な理由です。
結果としてイマイチ華の無い詩になったので、これでよかったのかは私にもよく分かりませんが。

歌詞の話を続けると、英語発音の話や、英語ボーカロイド調声の話になりますので、
それを次回の記事でしようと思います。ではでは。
  1. 2015/07/24(金) 01:52:57|
  2. さくひん
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Roamer with the Bell(1):借りてきた旋律

どうも、最近自分の小説を日本語に翻訳して
自分の文章力が穴だらけであることを再認識したドンガリンゴPです。

今夜は、ずっと昔から作っていた曲を投稿しました。



この曲は、今までの私のボーカロイド作品とは決定的に違う点があるので、
それをまずこの記事で紹介しようと思います。
それは、曲が私一人の創作ではないということです。

最後まで聴いてくださった方なら、クレジットにGallopsという名前が載ってるのを見たかもしれません。
この方は、私がこのブログで何度か言及していた、
メロディーリリック部こと台湾大学詞曲創作社の部長だった先輩なんです。
(私の一つ上だから先輩ですけど部長としては私の後任の後任に当たる)
彼がメロディーリリックに入ったのは2007年のクリスマス直後で、初登場した日の即興作曲セッションで、
他の部員約3名と「少女売りのマッチ」というネタ曲を作りましたが、曲調だけはガチで、私の印象に残りました。
やがて有能な彼は部長になりましたが、本気で作曲することが少なくて、
最終的にフルまで仕上がった曲は2曲しか残さなかった。
「少女売りのマッチ」の曲も、出来はいいけど、歌詞がネタだからか、ずっと断片的な状態で放置されていた。

それがとてももったいないと思っていたので、私は数年後、彼から許可を貰って、
その曲の出だしのフレーズをモチーフに、この「Roamer with the Bell」の曲を作りました。
そのフレーズこそ、

In a time that wasn't named
In the lands yet to be tamed
Was a tell that I heard tell

の3行に当たる曲調でした。
3行とはいえ、何度も繰り返される重要なモチーフなので、
この曲は根本的にはGallops先輩の作品と言っても過言ではない。
普段より良い曲だぞ!って思ったら、先輩のおかげです。ありがとうございました。

ちなみにこの優秀な先輩は現在医者をやってます。
もっと曲を作ってください!って言いたいけど、忙しい職業だから仕方ないよね。
  1. 2015/07/13(月) 23:05:55|
  2. さくひん
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

路口:僕のために立ち止まらないで

どうも、黒いリュックを愛用するドンガリンゴPです。
リュックが黒いのは、本当はごく普通なことですよね。
なのに歌詞に「黒」が入ってると、いきなり拒絶のオーラを出させてしまう。
現代ではどんな生活をしてる人もメガネかけちゃうというのに、
フィクションのメガネキャラはもっぱらがり勉、というのと同じ現象なのでしょうね。
ちなみにドンガリンゴPもメガネかけてます。

さて、一体なんの話なのかというと、今日私が投稿した中国語曲です。

実は2年前の作品で、VOCAWORLD-02の記念コンピにも収録されましたが、
ミックスが私好みのバージョンもニコニコで公開したくて、
けどPVのアイデアがまったく思いつかなくて、plurkで募集してみたところで
映像クリエイターのKadidさんが応募してくれてやっと動画投稿できたのです。

2年前の作品ということで当然、夏語遙や心華など、
いま台湾で話題になってる台湾訛り中国語の歌声合成音源は存在しなかった。
(夏語遙以前にも台湾UTAUはあったらしいけど、そういう情報は持ってなかった)
北京訛りの洛天依はこの曲には適さないと思うしそもそも持ってないから、
いつものように英語DBのAvannaを主体にして、難しい箇所は日本語DBのVY1V3で補いました。
曲自体はザ・カーディガンズの「Sick and Tired」にインスパイアされたものですが、
目指してたのは李心潔みたいなボーカルでした。それマレーシアじゃんかよ、と今ならツッコめる。
まあ、マレーシアの中国語の訛りもどっちかというと台湾寄りですからね。

冒頭の話との関連性が見えてこないんですね。すみません。
歌詞の話でした。

「路口」(日本語で言うと、交差点、もしくは曲がり角)は、
私が大人数と一緒に行動するときの習性を語る曲です。
たくさんの人と一緒に街を歩いていると、必ず仲のいい人たちが2~3人で組を作って、
少数のメンバーがそれぞれ一人で歩くことになる。
一人組になる理由はともかく、大人数の団体の中に組ができると、
組と組が段々と離れて、路線上に散らばる。
そして、曲がり角まで越えて散らばってしまうと、行き方に詳しくない組が見失ってしまう。
だから私はよく、遠く離れすぎた両組の真ん中の曲がり角に立ち止まる。
前の組をしっかり見ながら、後ろの組について来させるために。
一旦、後ろの組が追いついてきたら、私はその組と合流せず、すぐ次の曲がり角へ向かう。

曲がり角を越えたけど 君はまだ垂直線のそっち側
見えているか 僕は青いリュック背負って人ごみの中

曲がり角のたびに待ってるから ゆっくりついてくるといい
前の人たちは君を忘れたわけじゃない 僕が留まるとわかっているからだ
誰も遅れてない 僕が待ってるだけ 君は自由なのさ


(1番・Bメロ~サビ)



冒頭でも言いましたが、私のリュックは黒です。
青リュックだったら目印としてはもっとわかりやすいのでしょうけど、
私はそこまで素敵じゃない。
  1. 2015/03/01(日) 16:13:15|
  2. さくひん
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

戦士よ眠れ~明日へのZZZ(3):ボカロ曲アニメ化ごっこ

どうも、Kinraです。
最近は小説ばかり書いてるからドンガリンゴPって名乗れない気がしてね。
曲も一応ぼちぼち作ってるのに、どれもこれも作詞が進まない・・・。

喚きはさておき、今回は予告どおり、考えるだけでもめんどくさいZZZのPVメイキングの話をしますよ。
あ・・・考えるだけでもめんどくさい・・・。(エンドレス)

■はじめに

なぜ面倒くさいかというと、私は計画立ててものを作るのが好きじゃないからです。

原因の一つは、計画を立てたら、何があるのかがわかってしまってつまらなくなるから。
小説もショートストーリーも荒筋を決めていないうちに書き始めるし、
音楽も全曲の基盤を作ってからパートを重ねるのではなくフレーズずつ完成品を作るし、
絵も下書きをしない、もしくは適当に描くだけだし、
乃至は料理を作る時も食材を一個一個処理しとかないといけないようなものを作りたくない。
(個数がわかるとなんかもう食べた気がして食欲が殺がれるから)

もう一つは、自分はいわゆる「本格的」な物作りよりも、「ごっこ遊び」をやりたいからです。
ごっこ遊びとは、本当の手順や作法を知らずに、完成品だけを見て、それを何とか再現させること。
結果的に自分は小説を書いているけど、心構えは「小説っぽいものをでっち上げる」で、
音楽も絵も、いつも同じ気分で作っていて、でっち上げた「それっぽいもの」の存在感を楽しんでいる。
外国語と翻訳が好きなのも、「原形と違うものになっているのに、原形に等しい意味だと思われる」
という状況から感じられる、平常の中の異常感に魅了されたから。

そして今回のPVは、いつにも増してアグレッシブな「ごっこ遊び」でした。
アニメオープニングのごっこだけではなく、
ブラックロックシューター」「メカクシティアクターズ」のような、「ボーカロイド曲のアニメ化」のごっことして。
コンセプトは、

曲も絵も下手な私だけど、いろんな姑息な手を使ってアニメ化したよ!

です。
結局、「ネル曲がアニメ化されたって設定なのにそのアニメのOPの中身がそのアニメを見てるネル」
という自分にもわけのわからない構造になってしまったが、そこは重要ではない。
この記事にとって重要なのは、
いつも以上のごっこ遊びだから、いつも以上に製作が無計画だった
そのせいで順序立てて解説することがとてもめんどくさい
」という事実です。

■結局喚いてるじゃねーのかよ

はいすみません。

■とりあえず製作ツールから
最初に製作したシーンがこれ

相変わらずFlashでPVを作っていますが、
「紅く燦くもの」PVで見つけた出力法のおかげで、
もうFlashのランタイム再生の限界などどうでもよくなって、好きなだけレイヤーとコンポネンツを重ねて、
好きなだけフィルターをかけて、好きなだけモーションを入れることができるようになった。
Flashの中ではとても再生できない重さ(ちなみにFLVファイルのサイズは55.6MB)なので、
動画のタイミングはDAWの中で精確に計ったタイムからフレームを算出して、
ほぼ机上の空論状態で作ったのです。
一応、シェイプトゥイーンや複雑なモーショントゥイーンの入ってるシーンなどは、
個別にGIFに落として(友達に見せびらかすついでに)チェックするようにしているのですが、
やっぱり時々動きがぬるぬるしすぎて気持ち悪かったり速すぎたり遅すぎたりしてしまう。

今回の出力で一番悩ませてくれたシーン
限界を超えたと言っても、無制限になったわけではない。
あくまでも、フレーム毎に出力できる範囲ならなんでもできる、といったレベルまで自由になったのです。
自分の使っているFlash CS3にはバグがあって、
具体的にはどういう欠陥なのかわからないけど、
コンポネンツAの中に、更にブレンド設定+明度・色調補正のかかったコンポネンツBを入れると、
コンポネンツAの外から見るとブレンドが標準に戻ったりしちゃう。
鳴子のヘルメットにモニターの光が映るという上の画像のシーンは、
緑色のコンポネンツにブラーかけて、《ブレンド:オーバーレイ・明度+100%》でヘルメットの反射を作ったのですが、
出力すると、時々右のようにオーバーレイが効かなくなってしまう。

それだけじゃなく、衝撃で鳴子の上半身が揺れるシーンなので、
モーショントゥイーンを使って、画面上の要素を合計16レイヤーに分けてそれぞれコンポネンツ化して揺らすのですが、
Flashのバグのせいで、コンポネンツの位置が変になったりならなかったりして、
鳴子の肩が外れたりヘルメットの反射がヘルメット以外に行っちゃったりする。
バグの原因がわからないので、出力してからフレームずつチェックするしかない。
幸い、バグったフレームを単体で出力させると、大抵なんとかなりますが、
なんとかならないフレームも実はありました。
わずか1フレームだったので余程の眼力の持ち主でないとわからないのですが、
気になる方は是非PVを観に行ってください。曲もちゃんと聴いてください。ついでに宣伝もしてください。あ、バレたか。

なんかカッコいいから半透明にした。製作中はもちろん普通で。
Flashの次に使ったメインツールはSketchUp。
元々は「Starwail」の為にゲットしてきたこの無料ツールですが、
ロボアニメなので使わない道理はない。

ただし、必ずしもロボットに使うとは限らない。
SketchUpで集中線
そして集中線
言いましたね、「いろんな姑息な手を使って」と。
ちなみに前景のネルはIllustratorで描きました。
今回はなるべくFlash内で描いたのですが(色塗りやすいから)、
こういう迫力の要る場面はやっぱブラシのあるツールでないとね。

■姑息なので

今回はクリエイターとしての矜持を一部捨てて(※まるごと捨てたわけじゃない)、
道具・人物ポーズ・構図などのトレス元として、たくさんの写真・イラスト素材と、POSE STUDIOを使用しました。
なるべく原形から大きく変わるほどアレンジしています。

イラスト素材は、単にトレス用だけではなく、時には色指定の参考にもしています。
なんかプリンセスメーカー2のヒロインっぽい
たとえばこの「気高く寝る」カットは、
ドンガリンゴP人生初のガチ塗りと言っても過言ではないほど力を入れていますが、
色を塗るときはアングルの「Venus Anadyomene」(海より出づるウェヌス)から直接スポイトで色を取ってます。
実際にやるととても体感できますが、
綺麗な絵から色を取って絵を描くと、自分の絵までなんか綺麗になるものですね。
塗った後、ネルにするために色相補正かけて金髪にしちゃったけど。

■なんかもうページが長くなりすぎた気がする

というわけで、シーンやパーツごとの細かいメイキングは、次回の記事で紹介しましょう。
空前に時間をかけたこのプロジェクトなんだから、
いつものように3パートで終わらせるわけにはいかなかったようですね。それでは。
  1. 2015/01/18(日) 15:40:53|
  2. さくひん
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
前のページ 次のページ

PROFILE

Kinra

Kinra
通称ドンガリンゴP。でも好きなものはリンゴじゃなくて、言語です。今は訳者として毎日いろんな言語と戯れてます。そして極たまに、曲を作ったりもします。
Twitter: lwanvonling

LATEST TOPICS

LATEST COMMENTS

CATEGORIES

Script by Lc-Factory
(詳細:Lc-Factory/雑記)

BRANCHES

ARTICLES

全ての記事を表示する

VISITS

BANNER


しばらくこれで。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。