ドンガリンゴP (Kinra) の ひみつきち です。
かってに はいっても いいですけど。

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紅く燦くもの(3):更なる光

どうも、引き続き無駄に熱い曲を製作中のドンガリンゴPです。
今回は史上最大レベルでPVに力を入れる予定なので今年中に完成できるかどうか。
というわけで本記事では引き続き無駄に「紅く燦くもの」を語ります。

実は前回の記事でもう語るものがPVしか残ってないつもりだったけど、
2、3日経ったら「あれ!そういえばアレもコレもソレも言ってない!」って気づいたんです。
記事を読んだ上に歌詞の中国語訳まで作成してくださったクエン酸Pも
「歌詞のことほとんど言ってなかったね」ってコメントしました。

◆というわけで歌詞をもっと詳しく

とはいえ、この曲のテーマはあまり打ち明けられるものではないので、
作者としてはクイズの答えよりも、そのヒントを小出しに書いていきたいと思います。

・「紅く燦く」
ツイッターなどで見かけたこの曲への数少ないコメントの中でも結構言われてるのは、
タイトル読めないッ!NO断念!!」というものでした。あっ、NO断念は言ってないかも。

たしかに、「あかくきらめく」を漢字で書いたら、「赤く煌めく」の方が普通でしょう。
面白いことに、「赤」「煌」と比べて、「紅」「燦」の方が、現代の中国語では常用です。
こういう「常用さの逆転現象」(もっと良い名称があるはずだが)、実は中国語と日本語の間ではよくあるんです。

でも、この曲名は、そういう面白さだけのために「紅」と「燦」の字を選んだわけじゃありません。
現代の中国語で常用ということは、新しい意味を派生しているということです。
たとえば、形容詞としての「紅」は、「赤い」という意味のほかに、
「注目されてる・人気がある」という意味を持っている。
「紅く燦くもの」のタイトルは、その意味の方を取っていると言ったら、おわかりいただけるかな。

・「黒の贋作」
この時の発想でした。

自分は目が弱いので、目を閉じた時は他の人より残影を見やすいのかもしれないけど、
「本当になんの色も見えない状態はありえない」というのは光を見たことのある人間であればみんな一緒だと思ってます。


◆調声ももっと詳しく

今回の曲は、もともと波音リツに歌わせて、
ドンガリンゴPのUTAU初体験ってことにする予定でしたが、
デモを使い慣れたVOCALOIDで作ってたら、気がついたら本気で調声していたので、
結局そのままVY1の曲になってしまった。

この本気の調声についてですが、前回のあれだけでは少々説明不足だと感じたので、
前回の記事で紹介した部分以外に、今回の作品で特別に役に立ったテクニックをまとめてみました。

・「お」は [o] の代わりに OPEゼロの [a] を使用
ロックに向いてる歌い方だと思います。OPEの仕組みにはまだまだ謎が多い(私だけかもしれないが)ので、
どんな場合でも使えるとは限りませんけど。

・モルデントと落ちる音は理論値以上に急遽なピッチ変化で
たとえば「ミ」を揺らす場合は、「ミ-ファ-ミ」よりも「ミ-ソ-ミ」ないし「ミ-ソ♯-ミ」の方が勢いが出る。
音域によっては、声が一瞬裏返るっぽいエフェクトになる。
落ちる音の場合は、たとえば「混沌」(ケイアス)の音程は理論上「ミ-ラ」ですが、
実際には「ミ」の代わりに「ファ♯-ファ-ミ」を入れたんです。
余談ですが、モルデントのことを中国語では波音と言うのはただの偶然です。これ豆知識。

・語尾を延ばすときは「ワ行」で余韻を作る
たとえば「おーっ」なら [o] の後ろに短い [wo] をつける。
「うーっ」なら [wa] をつければ最後で口を開けた感じになる。

・2オクターブ重ねで甲高い感解消
ボーカル実作に入った途端、音域が広すぎることに気づいたので、
DTMCCコンピバージョンはサビが転調する風にしましたが、
個人的にどうもしっくりこないので、無転調バージョンも作ってニコニコ動画に上げようと思ったんです。
(逆に言えばサビ転調Ver.で納得できたらたぶん投稿しなかっただろう)
しかし、無転調のサビはやっぱり高すぎる。
甲高い声は好きじゃないし、滑舌も悪く聞こえてしまう。
そこで、「Starwail」のシェパードトーンと、
1imb0」の声の融合の経験を活かして、
元の高い音と1オク下の音を混ぜて、どのオクターブなのかあやふやにしてみました。
これはどっちかといえばミキシング段階のテクニックですが、
EQと音量調整で2トラックを補い合わせるのがポイントです。


◆PVはやっと詳しく

疲れますね長文書くの。(知るか)

「紅く燦くもの」のPVは、とある発想に基づいて作ったものですが、
その発想を実現するために、ある一枚のバカデカイ半透明画像を使用しなければならないんです。
そのせいで、エキスポート段階でかなり苦戦しました。
8Gのメモリを以てしても直接動画ファイルに出力できず、HDを使ってエキスポートしたらコマ落ちがとても激しい。
今までずっとMOVファイルにエキスポート→他のツールでMOVをAVIに変換→AviUtlでH264エンコード、
というルーチンで投稿用の動画ファイルを作成してきたのですが、
今回は完全に壁にぶつかってしまいました。
(「Starwail」の時にもそうだったけど大画像の画面外にはみ出た部分を切り落とすことでギリギリ回避できたが)

どうも、Flashの動画出力は、フレームごと描画して動画ファイルに書き込むのではなく、
Flashプレイヤーで再生してキャプチャーするプロセスを影でやってるような形らしい。
「意味わかんねぇ!」とツッコみましたが、何の解決にもならないので、
ゲーム音楽の仕事で知り合ったプロのアニメーターさんに相談した。
すると、「どうしても無理だったら、全フレームを画像出力してから繋げるというのも手です」とのアドバイスを頂いた。

実際にやってみると、なんとこれが最善策だってことが判明しました。
30FPSの4分程の動画なので、フレーム数は7000余り。つまり、PNG画像を約7000枚生成することになります。
時間を測ったわけじゃないけど、体感的には動画エキスポートの所要時間と大差ないし、
確実に全てのフレームを出力できます。
問題は7000枚の画像をどう繋げるかですが、
今回私が使ったのはフリーソフトのFFmpegでした。
コマンドラインでこれを実行させます。

ffmpeg -framerate "30" -i "*****%04d.png" -r "30" -pix_fmt bgra -codec:v rawvideo *****.avi

以下、各パラメータの説明
-framerate "30"入力ファイルは静止画なので、フレームレートを指定する必要がある。Flashで作成した時は30FPSなのでここは30にする。たぶん整数しか受け付けない?
-i "*****%04d.png"入力ファイル名指定。Flashから出力された連続画像ファイルは、プロジェクト名+4桁数字の形になるので、*****のとこにプロジェクト名を入れて、後ろに%04d、つまり4桁の数字があることを示す。ちなみに「紅く燦くもの」PVのプロジェクト名は「rupam」。
-pix_fmt bgra色空間指定。何も指定せずに出力してみたら、色が反転してしまった(赤一色が青一色に)ので、試行錯誤の末、正解がBGRAであることがわかった。Flashから出力されたPNG画像の場合は、ですが。
-codec:v rawvideo *****.avi出力形式指定。プロならこの段階でH264エンコードできちゃうでしょうけど、素人なのでAviUtlですることにしました。音声もまだ入ってないしね。

実際にこのやり方で生成したAVIファイルは、Media Playerで再生すると問題なく観られますが、
AviUtlに入れると、なぜか上下反転してしまうので、画像を反転するプラグインが必要になります。

これだけやって、結局ニコニコ動画の一般会員のビットレート制限と、
H264エンコードの赤滲み問題のせいで、かなりボロい画質になってしまったのですが、
少なくともコマ落ちはしなかったのでヨシとしましょう。(いいのか?)


では、この記事もいろいろ補完しましたし、
コマ落ちは無いかちょっと心配だけど、その時はまた記事を書けばいいということで、
こっちもこれでヨシとしましょう。おやすみ。
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  1. 2014/03/16(日) 02:11:12|
  2. さくひん
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通称ドンガリンゴP。でも好きなものはリンゴじゃなくて、言語です。今は訳者として毎日いろんな言語と戯れてます。そして極たまに、曲を作ったりもします。
Twitter: lwanvonling

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