ドンガリンゴP (Kinra) の ひみつきち です。
かってに はいっても いいですけど。

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巡音ルカのための中国語調声メモ(0):始める前に

ど~~も、年末にAvannaを迎え入れたばかりで、やや本格的英語調声に挑戦してるドンガリンゴPです。
最近は毎晩新曲の打ち込みをしながら、plurkで調声メモを取っていまして、
完成したらそれを纏めて、ここに掲載するつもりです。

が!

その前置きとして、去年の〈Rewind 2〉のボーナストラックで
中国語調声をやってみたときにわかったことを、ここで書いてみようと思います。
巡音ルカ(日本語+英語DB)を使用しましたので、
「ルカに歌わせる場合」を前提として書きますが、
ここに書いた原則を起点として、他のDBで試行錯誤してみるのも悪くないと思います。

◆需要ある?

正直なところ、中国語は英語などと違って、歌に入れたくなるようなステータスがありません。
フル中国語の曲を作ったって中国語ネイティブにしか受けませんし、
曲の一部に中国語を入れてもカッコよくならないどころか、滑稽に聴こえる恐れがあります。
それに今は正真正銘の中国語DBである洛天依も登場したし、
「中国語で曲作りたい!」という物好きな日本Pなら、
その北京訛りを気にすることなく簡単に運用できるでしょう。

故に、この調声メモシリーズは
・どうしてもルカに拘りたい、もしくは
・北京訛りが曲に相応しくない
と思ってる調声者にしか参考の価値が無いかもしれません。
でも、そうでない人にとっても、読んでいて面白いかもしれませんし、
意外なところで役に立つかもしれません。話のネタが絶望的に不足している時とか。

それでは、
さっさと具体的なコツを書きたいんですが、
今回はまず調声の前に知っておいてほしいことから始めましょう。
焦らしじゃないよ。ホント知っておいてほしいんだから。

◆ステップ0:予備知識

私がやるならいきなりボカロエディタを起動して音を打ち込んで発音入力ステップに入れますが、
中国語にそれほど詳しくない(たとえば、中国語を書けるけど上手く喋れない)人なら、
まず歌詞の発音を確認することから始めるでしょう。
中国語文章をグーグル翻訳にブチ込んで「Ä」ボタンでピンインを出させるのも良いし、
カタカナとか別の形で発音を確認するのも良いけど、
正確な発音の仕方を細かく書いたら、何か月分の中国語講座記事にもなりますので、ここでは割愛します。
(リクエストがあれば書けなくもないが、別のシリーズになります)

ただし、よくある間違いの回避策として、幾つかの注意ポイントをここで挙げてみたいと思います。
調声だけではなく、海外旅行の時も使えますよ。いいですよねー。

【0】そもそも中国語ってなに?
本気でこのメモを参考にしたい人なら間違えないと思いますが、
このシリーズで言う「中国語」は現代標準漢語、中国で言う「普通話」、台湾で言う「國語」、
英語で言うMandarin、世界中のスピーカーの言う「華語」です。
広東語・上海語・台湾語などのマターク違う言葉の調声コツを知りたい人は回れ右でサンキュー。
歌詞の発音を確認するときも、違う方言をごちゃ混ぜにしないよう気を付けて下さいね。

(ちなみに調声とは関係ないけど、台湾の人のコメントを見て「台湾語だー」って思ったら
 99.9%ハズレです。スラングが入ってることもあるけど基本的には中国語です。)

【1】中国語は清濁音の分別はほとんどしない。
ピンインでも、カタカナでも、ta・da、「ター」・「ダー」のような表記から、
中国語の破裂音にも清濁の分別があると勘違いされがちだが、
中国語にとって重要なのは、有気音か無気音かです。
たとえば、ピンインの「ta」は有気音の「た」(「たはー」みたいな感じ)に当たり、
「da」は無気音の「た」に当たる。

※追記:メモ(1)を書くときに気付きましたが、
 中国語の /ʂ/ と /ʐ/ (ピンインではshとrと表記する)だけは清濁で区別します。
 それ以外の子音は、やっぱり清濁の区別がありません。


ただし、ルカや他の非中国語DBを使う場合、このことを知っても、大して役には立たない。
なぜなら、確実に有気音を出せる非中国語DBは、現時点ではSeeUの韓国語DBしか無いからです。
英語も日本語も、清音と濁音があるけど、有気音と無気音は同じ音素扱いで、
単独に歌わせたらデフォで無気音になることが多いが、
組み合わせによって無気音のままだったり有気音になったりしますから制御し難い。
結局、清音をなんらかの方法で確実に有気音にして、無気音は濁音で代用する方がやり易い。
ちょっと訛って聞こえますが、それどころじゃなくなるので、
子音の正確さにそこまで気を遣うことはありません。

【2】中国語はとにかく1文字に1拍。
カタカナ表記だと「ー」を多用する中国語だが、表記のまま伸ばしちゃイカンぜ。
俳句や短歌の「拍」の概念で言うと、中国語の1文字は基本的に1拍です。どんな発音でも。
たとえば日本でもよく知られてるフレーズ「我愛你(ウォーアイニー)」。
カタカナ感覚で6音に入れたら、伸ばしすぎたように聞こえます。3文字だから、3拍が基本です。
長音として書かれる「ウォー」も、二重母音の「アイ」も、1拍です。
挨拶の「ニー・ハオ」は2拍ですし、中国人キャラ定番の「メイ・リン」も鼻音を含めても2拍です。
当然伸ばすことも出来ますが、要は中国語1文字=日本語の仮名1文字っていう感覚で音を配置するとOKです。
逆に言うと、配置がおかしかったら、調声でどうがんばっても自然には聞こえません。

去年のみらいのねいろ in 台湾で、かごめPさんも言っていましたが、
自然な中国語調声を目指すなら、このリズム感が一番重要なポイントです。

【3】中国語の音調もやたら重要。
これも音の配置段階で気をつけなければならないことですが、
「喋らせるならともかく、メロディーに入れたら音調関係ないじゃん」と思ったらブブーです。
音調とメロデイーが噛み合わなければ違う意味に聞こえるっていう説明も見たことありますが、
意味どころの話じゃありません。あまりに噛み合わないと、聴くに堪えないものになります。
どうしてもこの歌詞とこの曲調で行きたい!っていう時なら、
たとえば「上る曲調に下る音調」の場合は、1拍の中で微妙に落としてから上げる、ってのはよくあるやり方
(逆に言えば、下る音調じゃない場合は下る曲調であっても、
 勇み足で1拍の中で降りちゃったらヘンに聞こえるかもしれません)
ですが、どんな時でも通用するわけじゃありませんし、
このやり方の前提として、1拍の中で上げ下げをする余裕がなければなりません。
中国語のポップソングにボカロではよくあるアップビート早口がほとんど見られないのは、まさにこれのため。
(ラップはありますが、大体ラップは曲調がフラットだから比較的安全です)
100%合致しないと爆発するってほどキビしい縛りではありませんが、
重要なポイント(サビのフックとか)はミスりたくないものです。

◆フックといえば

さて、こういう漠然とした原則を書いておいたところで、
やっと具体的な調声メモに入れますね。というわけで、次からは本番です。
何パートになるかわかりませんが、とにかく1~2日に1パートのペースで書いていきたいと思います。
ではでは、次回お楽しみに。
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  1. 2013/01/05(土) 19:08:20|
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通称ドンガリンゴP。でも好きなものはリンゴじゃなくて、言語です。今は訳者として毎日いろんな言語と戯れてます。そして極たまに、曲を作ったりもします。
Twitter: lwanvonling

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